上尾市の中学生が医療の現場を体験!Part 1

上尾市内の中学校では、“中学生社会体験チャレンジ事業”を実施しており、当院はその趣旨に賛同し毎年中学校からのご依頼をお受けしています。今年度は5月25日・26日上尾市立瓦葺中学校3名、9月4日・5日上尾市立東中学校2名の中学生が病院内の色々な部署で職場体験をしました。患者さんとしてはなかなか踏み入れられない病院内のバックヤードや実際の医療現場での体験を通して、涙を浮かべながら「命の大切さがわかりました」と話した生徒さんや「こんなに大変な仕事だと思わなかった」「早く大きくなって病院に勤めたい」「ますます医療にかかわりたいと思いました」という感想を話され、学びは深かったようです。緊張感の中にも輝かしい未来を見つめる瞳に、次世代の担い手に出会えた気がしました。

薬剤部での体験

このプログラムに参加する中学生たちは、医療現場での体験を通じて貴重な学びと経験が得られます。ここでは薬剤師や医療スタッフが日々行っている仕事に触れ、医療の舞台裏を垣間見ることができます。

手術室での体験

ここでは医療スタッフと協力して、手術室の雰囲気や手術の手順を肌で感じることができます。手術室での臨場感あふれる体験は、医療への理解を深めるだけでなく、将来の医療従事者としての可能性を考える手助けにもなるでしょう。

この体験を通じて、中学生たちは医療のプロフェッショナルが患者の安全と健康にどれだけ尽力しているかを実感し、医療職業について新たな理解を得ることができます。また、貴重な経験を通じて、自己成長や責任感の向上も促されるでしょう。

経管栄養って?

ここでは医療スタッフの指導のもとで、経管栄養の実際の手順や機器を学びます。経管栄養は、特別なチューブを介して胃や腸に栄養液を送り込む方法であり、患者の健康維持に欠かせないものです。実際に経管栄養のセットアップや管理を体験して、患者の安全と快適なケアがどれほど大切かを学びます。

ストレッチャーに乗ってみよう!

ストレッチャーと呼ばれる特殊なベッドに乗り、医療現場における患者の安全な移送を実際に体験することができます。また、経験豊かな医療スタッフから基本的な使用方法や操作を学びます。

ストレッチャーは病院や救急車で使用され、主に重症患者や急患を運ぶために必要な装置です。患者を横にして乗せることができるため、安全かつ効率的な移送が可能です。

実際に体験することで、その重要性を深く理解することができます。

このような職業体験は、中学生たちの成長と自己理解を促進し、医療現場への学びをより深める重要な一環となっています。将来、医療の分野で活躍する可能性を見出すきっかけとなり、次世代の担い手の育成に大きく寄与するでしょう。